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斉藤りさの なでしこ日和

第四篇/銚子ちぢみ 藍染め体験に挑戦!

2009/10/28

bayfm『POWER BAY MORNING』平日5:00~8:51のパーソナリティ・斉藤りささん(水・木担当)と、まいぷれ編集部がコラボレーション!

今回は、千葉県銚子に伝わる『銚子ちぢみ』の藍染めにチャレンジ!!

それでは、銚子にGO!!!

『銚子ちぢみ』って?

銚子ちぢみ復活の道

「銚子ちぢみの歴史を教えてください!」
「銚子ちぢみの歴史を教えてください!」
銚子ちぢみは、千葉県の無形文化財に指定されている織物。
江戸時代に、漁師の妻が夫の無事と大漁を祈って織ったのが始まりと言われています。織物は利根川から江戸へと運ばれ、花のお江戸でもてはやされたとか。
しかし、明治時代に洋風化が進む中で、いつしか姿を見なくなっていきました。
三代目織元・常世田眞壱郎さん<br>「麻のちぢみは存在するけど、綿のちぢみは日本でここだけ!」
三代目織元・常世田眞壱郎さん
「麻のちぢみは存在するけど、綿のちぢみは日本でここだけ!」
時が流れて昭和23年。
遠く九州を旅行した常世田(とこよだ)眞次郎さんは、別府温泉旅館の女将さんに「銚子ちぢみを送ってください」と頼まれました。
九州まで知られている織物が銚子にある…。これがきっかけとなり、大変な苦労をして、この伝統ある織物の復活が成し遂げられたのです。二代目・常世田安弘さんから、現在は三代目織元・常世田眞壱郎さんに受け継がれています。

銚子ちぢみの特徴

DVD(約10分)で銚子ちぢみのお勉強中。ふむふむ。
DVD(約10分)で銚子ちぢみのお勉強中。ふむふむ。
縦糸に普通の木綿糸、横糸に撚糸(ねんし)を使って織られているのが特徴です。
撚糸とは、文字通り撚(よ)った糸。左撚りと右撚りと、2種類の撚糸を交互に使って織り込みます。
織り上がった生地をお湯につけて、たたき、揉むと、撚りの戻る力でギュッと生地が縮み、シボと呼ばれる表面の細かい凹凸ができるのです。
生地は織ったときの3分の2になるので、織るときその分だけは広く織ります。
なんともいい肌触り。表と裏が違う模様の生地もありビックリ!
なんともいい肌触り。表と裏が違う模様の生地もありビックリ!
非常に手の込んだ織物ですが、この両方向に撚った糸があることで、機能性も優れています。
夏に身に付けたとき、汗をかいても肌にまとわりつくことがなく、とても着心地がいいのです。冬には、保温性に優れるために、とても暖かいそうですよ。
夏は涼しく、冬は暖かい! おどろきの逸品です。
常世田さんのお話がとても面白くて、あっという間に時間が経っていきます。
常世田さんのお話がとても面白くて、あっという間に時間が経っていきます。
柄の幅によって魚の名前がつけられているのは、さすが漁師町。<br>左から、イワシ、サンマ、コガツオ、カツオ!
柄の幅によって魚の名前がつけられているのは、さすが漁師町。
左から、イワシ、サンマ、コガツオ、カツオ!