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斉藤りさの なでしこ日和

第五篇/江戸つまみかんざしに挑戦!

2009/12/29

bayfm『POWER BAY MORNING』平日5:00~8:51のパーソナリティ・斉藤りささん(水・木担当)と、まいぷれ編集部がコラボレーション!

今回は、市川市在住の江戸つまみかんざしの創作家・穂積実さんを訪ねて、“つまみ”の体験です。

成人式や七五三で女性の髪を彩るかんざし。どんな作品ができるか、お楽しみに!

名人の技をまずは拝見!

百聞は一見にしかず!
どんなものか、まずは名人技を拝見。

布をつまむように作るから、つまみかんざしと言うのですね。繊細で優しい作業です。

しばし、匠のお手元を観察……。
名人の手はとてもきれい
名人の手はとてもきれい
匠はいとも簡単にサクサクと
匠はいとも簡単にサクサクと
瞬く間に花びらが並んでいきます
瞬く間に花びらが並んでいきます
花の形に整えてきます
花の形に整えてきます

つまみかんざしの始まり

穂積さんの作品。彩りも鮮やかで、晴れの日にふさわしい輝き
穂積さんの作品。彩りも鮮やかで、晴れの日にふさわしい輝き
つまみかんざしは、江戸時代後期に江戸で始まったと言われています。
1850年頃に存在したことはわかっているのですが、「この人が初めて作った!」とい明確な記録はないそうです。

宮中の女官たちが趣味で始め、そこから紙に貼り付けて髪に飾る商品になったという説があるそうです。帯留めや根付けとしても使われて大ブームになったようです。

出身地の福島にいた『つまみかんざし』の名人・石田さんがきっかけで始めたという穂積さん。この道は「まだ58年しかやってない」とサラリ!
こちらは他の方のぼかしを利用した作品。<br>作者が違うと雰囲気が違いますね。
こちらは他の方のぼかしを利用した作品。
作者が違うと雰囲気が違いますね。
いま職人と呼ばれるのは、日本でも片手くらいしかいないそうです。貴重な匠の技です!

素材としては、羽二重(はぶたえ)と呼ばれる絹を主に用います。もともと自分の家で染めていたので、ぼかし模様なども作られました。

いまは成人式や七五三で利用されるのが主流です。バラのような洋花や、ビーズを使ったような作品もあり、時代の流れを感じますね。