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斉藤りさの なでしこ日和

第六篇/和菓子作りに挑戦!

2010/02/24

練り切りの水鳥を作る!

高橋さんの作品(左)とりささんの作品(右)
高橋さんの作品(左)とりささんの作品(右)
桜餅の焼き皮を冷ましている間、練り切りも教わりました!

和菓子は四季を表現します。色彩的にきれいかどうかだけではなく、梅の花が咲けば、梅の花はこういう香りがするな、ポカポカしてきたな、ということを表現していく、そんな背景にある気持ちを楽しめるという趣があります。

匠の高橋さんでさえ、「実力より意識のほうが高いらしくて、満足できるものができあがらない」と言わしめる奥の深さ。

大きく分類すると、
朝生(あさなま=朝作って、その日のうちに食べるもの。桜餅、草餅など)、
並生(なみなま=簡単な昔から作る、あまりデザインをしていないもの)、
中生(ちゅうなま=上生と並生の中間。おまんじゅうに桜の花びらをのせたりしたもの)、
上生(じょうなま=格が上のもの)
の4種類に分かれるそうです。

今日は上生菓子の練り切りに挑戦です。
見事に並んだ餡。おいしそう…
見事に並んだ餡。おいしそう…
「食べていい? あむっ。おいしい!」<br>「……」
「食べていい? あむっ。おいしい!」
「……」
手を濡らしたら、白あんを丸めて手の上でつぶします。赤あんを真ん中に置いて半分包みます。
手を濡らしたら、白あんを丸めて手の上でつぶします。赤あんを真ん中に置いて半分包みます。
「これは難しいぞ! 白があがってこない!」
「これは難しいぞ! 白があがってこない!」
つぶして伸ばす。<br>「あ、くっついちゃた。濡れ布巾で手を拭きます!」
つぶして伸ばす。
「あ、くっついちゃた。濡れ布巾で手を拭きます!」
真ん中にこしあんを置いて包みます。<br>「口が閉じない。なんで~? むずかしい!」
真ん中にこしあんを置いて包みます。
「口が閉じない。なんで~? むずかしい!」
「あ”~~これじゃ羽根の模様ができない!!!」<br>「絞りすぎです。もっと優しく」
「あ”~~これじゃ羽根の模様ができない!!!」
「絞りすぎです。もっと優しく」
閉じ口を下にしてつぶしたら、絹布巾をかけ、キュッと茶巾絞りをします。
このときに布の繊維の筋がついて羽根の模様になります。

くちばしと尾の部分をつまんだら、いよいよ布巾をはずします。
形を整えて、黒ごまの目をつけたらできあがりです。

黒ゴマの向きに気をつけないと、怒っているような目になりますよ。
「見えないから、どうなってるのかわからなくて難しい」
「見えないから、どうなってるのかわからなくて難しい」
「はい、できあがりました!」
「はい、できあがりました!」
本物の水鳥はピンクではありません。しかし、春を感じる色として淡いピンクを使うことで季節感を出し、雰囲気を感じることができます。
和菓子の醍醐味ですね!

菓匠「白妙」

本店
千葉県船橋市習志野台2-72-14  TEL047-467-0430
定休日:水曜日  営業時間:9:30~19:00
八千代中央店
千葉県八千代市ゆりのき台4-1-14  TEL 047-489-1200
定休日:水曜日  営業時間:9:30~19:00
西武船橋店(西武百貨店船橋店B1)
JR総武線船橋駅南口
定休日・営業時間は西武百貨店に準じます

斉藤りさ さん/
『POWER BAY MORNING』の水曜&木曜を担当。朝5:00~8:51の生放送は、幕張の海を一望できる高層階のスタジオで行われる。その眺望に「慣れないようにしています。本当に綺麗だと思って『綺麗』と言わないと、リスナーには伝わらない。だから常に新鮮な気持ちで感じるようにしているんです」。
水曜日7:50過ぎには、千葉情報発信のコーナーでまいぷれスタッフ登場!