斉藤りさの なでしこ日和
皮を焼きます!
次は、桜餅の皮を焼きます。
大きな鉄板が出てきました!
120度くらいになったら、1枚1枚、丁寧に皮を焼いていきます。
ふだんは温度計を使わないそうですが、私たちのために秘密兵器登場…!
繊細なピンク色と、真っ白、2種類の生地のできあがり
「ここは98度、ここは111度、おもしろ~い!」
写真だとわかりませんが、ものすごく速いです…
これぞまさに、職人技。
キレイに並び、次はひっくり返します。
ひっくり返し…… あち、あちちちちちっ!
りささんも挑戦!
ボールに入れた生地を、
おさじですくって、
きれいな小判型に薄くひろげ、
おさじの背中できれいに
形を整えます。
表面が固まったら、
両手でやさしくひっくり返します。
両面焼いたら、火からおろして番重(ばんじゅう)に置いて冷まします。
見よ、この真剣な眼差し!
できました! あれ、ここくっついてる…?
「ひらひら~、もちもち~」
「きれいな桜色だ~」
あんを包んで仕上げる!
桜葉の塩漬けが出てきました!
工房内は、いっきに桜餅の香りが漂います。
スタッフ一同の心のつぶやき。
「桜餅、食べたい……」
いよいよ仕上げ作業。
塩漬けの葉を置いて、焼き皮をおき、少しつぶした餡を真ん中において、やさしく包みます。
茎の部分は切り落とします。いい香り!
切り落とした部分を、パクッ。桜餅、食べたい。
あんは25グラムずつに分けます。
「えへ。桜餅…」
やさしく包んでできあがり!
ほら、こんなにたくさん。
おいしそう~
おいしい~~~~~~
白妙では、立春の頃から、桜が散る頃まで、桜餅をお店に置いているそうです。お花見のおともにいかがですか?
桜餅の葉は、「包んであることで十分に香りが移っています。その移り香を感じてほしい。だから食べずに残してください」だそうですよ。
焼き皮の桜餅は、お餅のやわらかい食感やこしあんの味わいも大切なので、はずして召し上がってみてくださいね。