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まいぷれ的 柏レイソル部

2009年シーズン ついに始動!「新体制発表会」

シーズンの始まりを告げる新体制発表会の模様を詳しくリポートします!

元旦まで試合があると、オフが短いですね。もう新しいシーズンの始まりです。な~んて、言ってみたかったんです!幸せです。
さてさて。シーズンの始まりを告げる新体制発表会。
天皇杯決勝戦では「記者席ではなくゴール裏で一緒に歌わせていただきました」という桑原学アナウンサーの司会で盛り上がりました!
サポーターズカンファレンスは柏レイソルのホームページに掲載の詳しい議事録にお任せして、こちらでは、新体制発表会の模様を詳しくリポートいたします!

2009年シーズンの幕開け!

 毎年恒例になったと言っても過言ではありません。

  新体制発表会&サポーターズカンファレンス

 報道陣のみを相手にした記者会見で新体制を発表するクラブが多い中、サポーターのみなさんの前で、今シーズンの体制やスローガンの発表、新加入選手のお披露目、さらには質疑応答まで行おうというのですから、これはもう見逃す手はありません!
という訳で。
やってきました。
2009年1月18日(日)
柏市市民文化会館大ホール
 開場を心待ちにして、寒い中、長~い行列を作っているみなさまに申し訳ないと思いながらも、ひと足お先に会場へ入りプレス席へ。資料に目を通していると、何やら後ろから人波が押し寄せる気配! そうです。開場と同時に、サポーターのみなさんが熱い熱いハートと共に入ってこられたのです。
 入り切れなかった方はいなかったそうですが、18:45の開始までには、3階席までビッシリ! その数、実に1,500名!! 新シーズンへの期待が伺えます。

新監督・高橋レイソルの旗揚げ!

 河西晋二郎代表取締役社長、竹本一彦強化本部長、高橋真一郎監督が大きな拍手で迎えられ、いよいよ発表会が始まります。
 社長、本部長のご挨拶に続き、いよいよ高橋新監督の第一声です。

 「みなさん、こんばんは。今年から柏レイソルの監督に就任しました高橋です。よろしくお願いします。新人監督ですけれども、精一杯頑張りたいと思います。優秀なスタッフと選手が加わり、新鮮な気持ちで、1つでも上に、2つでも、3つでも、4つでも、5つでも上を目指して頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します」

Pra Frente, REYSOL!! ~共に前へ進もう~

 今年のスローガンはポルトガル語で「Pra Frente, REYSOL!! (プラ・フレンチ・レイソル)」、前進、進歩、成長するという意味だそうです。1970年、ブラジルがワールドカップ優勝したときの縁起のいい言葉だとか。


「クラブとしてひとつ前に進む、個人・チームがもっと成長していく、もっと攻撃的に前へ前へ進む精度を上げたい、その3つをやって行きたい」とは高橋監督。かなりの緊張を隠せない様子で、会場からは、
「楽に行け、楽に」「落ち着いて~」
と激励が飛びます!
「前に進むために、攻撃的なサッカーを進めて行きたい。最後まであきらめない、攻守の早い切り替え、プレッシングサッカー、チームがひとつになって戦う、と言ったこの3年間で積み上げたチームのベースに加えて、今年はアクションサッカー、自分たちでアクションを起こしてサッカーをしたいと思っています。サポーターとチームが一丸になって、一緒に戦っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!」

今年も開かれたクラブに!

「練習に関しては基本的には非公開はやらないつもりです。ただ、セットプレーの練習のときだけ、ちょっとだけ非公開にさせていただくことがあるかもしれません。10分くらい」(会場からは「もっとやっていいよ~」の声が!)
「新体制の顔ぶれには非常に満足しています。ユースの選手は、即戦力にはならないかもしれないけど、プロのスピードとパワーに慣れてくれば出る機会が増えると思います。アルセウは守備の中心として考え、おおいに期待しています。コーチの2人も、井原は僕の右腕だと思っていますし、シジマールにはキーパーの全権をと考えています」
「昨年まででベースはできたと思います。更に上位を目指すには、自分たちで主導権を握る時間を長く持たなくてはいけない。自分たちが意図的にアクションを起こして相手を崩していく、そういう回数を増やさないといけない。攻撃のバリエーションを増やしたり、アクションを起こしたり。守備は非常にレベルが高いと思う。攻撃は非常にいいものを持っていても、それを出し切れていないので、それを引き出していければ、もっと上の順位を目指せると思っています」

なんとも豪華な顔ぶれの新コーチ!

新加入のおふたりのコーチが登場です。
井原正巳ヘッドコーチ(写真左)
「みなさん、こんばんは。高橋新監督、熱い多くのサポーターのみなさんといっしょに、より強いレイソルを作れるよう、精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。レイソルは可能性の高い選手が揃っています。それに非常に熱いサポーターがたくさんいることは、選手として対戦しているときから感じていました。選手・サポーターのみなさんと一緒に強いチームを作ってみたい、そういう想いで柏に来ました」
日本代表の守りの要だった、あの井原氏の登場に、心ときめかないサッカーファンがいましょうか! 1998年のフランスワールドカップにはキャプテンとして出場。その経験と技術をぜひ伝授していただきたいですね。
シジマールGKコーチ(写真右)
「こんばんは。柏レイソルサポーターのみなさん、今年はプラフレンチレイソル。ゼッタイ負ケナイ! よろしくお願いします。練習は楽しく厳しく、厳しく楽しく! レイソルのサポーターはすばらしい、大好き、よろしくお願いします」
長いリーチが特徴で『クモ男』の異名をとり、清水エスパルスで活躍。PKのときにバフッバフッとキーパーグローブを鳴らす姿が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
 彼が樹立したJリーグの連続無失点記録を塗り替えたのは、我がレイソルの菅野孝憲選手(2006年、当時横浜FC)なんですよ。
 すでに「ゼッタイ負ケナイ」がサポーターの間で流行り始めているようです。ブラジル出身ながら、日本語での挨拶でした。

お待ちかね 新加入選手の登場!

 新加入の9選手が紹介されました。自己紹介を一挙公開!
 今年はユースから6選手が昇格。クラブ史上初の快挙です。各年代の代表に呼ばれて来た選手ばかりですので、早くピッチで会いたいですね。
橋本 和(はしもと わたる)選手 背番号22 DF
「こんばんは。大阪体育大学から新加入しましたディフェンダーの橋本和です。
アピールポイントは左足で持ったときのプレーです。少しでも早くチームに慣れて、チームに貢献できるように頑張りますのでよろしくお願いします。
(練習参加したときのレイソルのイメージは?)ものすごくよかったです」
比嘉 厚平(ひが こうへい)選手 背番号29 MF
「こんばんは。柏レイソルユースから加入した比嘉厚平です。得点に絡むプレーを見てください。よろしくお願いします。
(昨シーズンはトップチーム登録しながらもケガでリハビリを余儀なくされ、)ケガをしても気持ちの面で落ちないようするということが大事だと思いました」
酒井 宏樹(さかい ひろき)選手 背番号30 DF
「初めまして。レイソルユースから加入した酒井宏樹です。自分は守備の選手なんですけど、攻撃が得意なので、攻撃を見てください」
会場からは「え~、初めましてなの?」とブーイング!? 昨シーズンもトップチームに登録されていましたので、お馴染みですね。
武富 孝介(たけとみ こうすけ)選手 背番号32 MF
「柏レイソルユースから入りました武富孝介です。自分のアピールポイントは攻撃です。パス、ドリブル、シュート、全部見てください!」
あまりの緊張に言葉に詰まると、会場から「がんばれ!」「落ち着いて!」「息を大きく吸って!」の大声援。初々しさ抜群! でもユースでは10番を背負った逸材に期待が高まります。
仙石 廉(せんごく れん)選手 背番号35 MF
「こんばんは。レイソルユースから新加入した仙石廉です。僕の正確なキックを見てください。よろしくお願いします」
なんでしょう、この落ち着き、この透明感。ユースではキャプテンを務めていた彼。会場からの拍手の大きさからも、期待の大きさが伝わります。
工藤 壮人(くどう まさと)選手 背番号36 FW
「こんばんは。レイソルユースから新加入したフォワードの工藤壮人です。自分のプレースタイルは、前線でのポストプレーや、ゴール前での決定力、そしてゴールの嗅覚です。今年の目標としては、1日でも早く試合に出場し、1日でも早くゴールを決め、1日でも早くゴール裏のサポーターのみなさんに飛び込みたいです。(会場:「お~、待ってるよぉ!」)
フランサ選手のプレーは見ていて楽しいので、ひとつでもプレーを盗みたいです」
さすが、9年間ユースで育った正真正銘の生え抜き選手です。ぜひ勝利ダンスの音頭もとって欲しいですね。
山崎 正登(やまざき まさと)選手 背番号37 MF 
「こんばんは。レイソルユースから新加入した山崎正登です。僕のセールスポイントは、複数のポジションでプレーできるので、そこでのプレーの質とゴール感覚を見せたいので、応援よろしくお願いします。」
トップチームの練習試合で、彼のプレーを見たことのある方もいらっしゃるのでは。いざJ1の舞台へ!
アルセウ選手 背番号6 MF
「こんばんは。セールスポイントは、みなさん知っていると思いますので言わないでおきます。昨年ブラジルにいて、柏レイソルでまたプレーすることを奥さんと夢見ていました。夢というのはなかなか叶わないと思いますが、またレイソルでプレーする夢とサポーターのみなさんといる夢を3度も見ました。こうして夢が叶って幸せです。よろしくお願いします。
(フリーキックが好きなポポ選手がいますが試合でのフリーキックの奪い合いは?)ふたりでいっしょに蹴ります!」
アデバヨ選手 背番号38 DF
「ナイジェリアから来ましたアデバヨ、18歳です。こちら柏レイソルでプレーできることをすごく幸せに感じています。ハッピーです。ハッピーです。
去年こちらに練習で来たこともあって、日本でいいプレーができると自信を持っています」

緊張しているのか、もじもじ。左手をギュッと握って答える様子が微笑ましいですね。まだ18歳ながら、飛び級で、ナイジェリアのU-23代表の練習に呼ばれたことがあるそうです。
ナイジェリアって何語?なんて思っているあなた! この日の挨拶は英語でした。英語で話しかけてあげてくださいね。

2009年モデル ユニフォーム発表!

 ユニフォームの新モデルも発表されました。
 右の襟元と、右肩から胸にかけて、赤のラインが入っています。太陽が頂点へ上り詰め、燦々と照り輝き続けるイメージ、だそうです。
 ソックスも少しデザインが変わりましたね。個人的な感想ですが、前モデルよりも、全体的にシンプルでシャープな印象を受けました。
 レプリカユニフォームは、3月から発売予定だそうですよ。
左:ファースト・ユニフォームを着る菅沼実選手(MF・背番号15)<br>右:セカンド・ユニフォームを着る石川直樹選手(DF・背番号4)
左:ファースト・ユニフォームを着る菅沼実選手(MF・背番号15)
右:セカンド・ユニフォームを着る石川直樹選手(DF・背番号4)
菅沼選手
「すごくいいです。汗もすごく吸収してくれそうだし、戦える感じがすごくします」
「今シーズンは、昨年よりも得点をとり、昨年以上の成績を残したい」
ユース出身の先輩として「早くチームに慣れれば活躍してくれると思うので、早く慣れて活躍してほしい」
「後ろ姿も見せて~」とサポーターからのリクエストで背中を拝見。あんまり変わってなかったですか…。
「後ろ姿も見せて~」とサポーターからのリクエストで背中を拝見。あんまり変わってなかったですか…。
石川選手
「これ寝巻に使えるなぁ。試合に行く用に1枚と、寝巻用に1枚、みなさんには買っていただきたいですね」
「ケガをしないで1年間サッカーをしたい。チームとして上位で優勝争いをしたいです。個人的には新しく高橋新監督のもとで1日1日成長していき、それを自分で実感し、1年終わったときにスタッフやサポーターの方から、石川は成長したなと思っていただけるような1年にしたい」
ユースの先輩として、「レイソルは仲がいいのですぐ慣れると思いますから、プロの世界にもまれて、しっかりと土台を作って欲しいと思います」
新メンバーもユニフォームを着て記念撮影
新メンバーもユニフォームを着て記念撮影

さらに新加入選手のお話!



発表会の後、短い時間でしたが選手にお話を伺うことができました。
アデバヨ選手
(緊張していたみたいですが?)「してないですよ」
(え、そう見えたけど…)「してない、してない(笑)」
「今日はサポーターの声が聞けてよかったです」
山崎選手
「緊張したけど、サポーターのみなさんの拍手があってよかったです」
酒井選手
「この会館も来たことがあるけど、何回来ても緊張します。でもサポーターの皆さんが応援してくれてありがたいです」
武富選手
「サポーターは温かかったです。家長選手にあこがれています。自分のプレースタイルも似ていると思う。(将来は日本代表?)はい、頑張ります!」
※家長昭博選手=大分トリニータ。22歳ながら日本代表経験を持つ
比嘉選手
「緊張したけど、自分の思いは伝えることができました。小学生の頃はガンバの松波さん(当時ガンバ大阪・松波正信選手、現在は指導者)が好きでした。いまはフランサが目標です。いえ、目標というか、身近だけど遠い存在ですね。(ユースから6人入ったけど、他の誰にも負けないと思うのは)勝利に対する自分の中の気持ちです」
アルセウ選手
2007年シーズンと変わったところは?
「時間とともにフィジカルもメンタルも成長するもの。自分も成長しました」
サポーターの声を聞いてどうですか?
「温かく拍手してくれてうれしかった。大きな拍手には戸惑ったけど、2年前に何かを感じてくれていたということなのでうれしい」
強烈なフリーキック楽しみにしています。
「今年はやりますよ!!」
アルセウ選手の、とても甘い香りの香水が、彼の力強いプレーとは対照的なイメージでした。2年前のこの場所でお話を伺ったときよりもマイルドで、それでいて秘めた熱い闘志が伝わってくるのは、彼が言うように2年間の成長の証なのかもしれません。

 こうして、今年度の新体制発表会は無事に終了しました。“発表会とそれを見るサポーター”ではなく、会場全体が一体となって、和やかな時間を共有した感じです。
 開かれたクラブ、クラブとサポーターの一心同体、それが柏レイソルの伝統となりつつあります。監督が交替したことで昨年とは全く別のチームになるのではなく、更に進化したチームになることを確信しました。
 開幕に向けて2回のキャンプでチーム作りをはかります。どんなアグレッシブなサッカーを見せてくれるのか、今から開幕が楽しみですね!

柏レイソル部では、みなさんからの温かい励まし、監督・選手・スタッフへの質問・メッセージを受け付けています。みなさんに変わって直撃してきますよ! こちらからどうぞ。
では、次回の更新をお楽しみに。

2009/01/28

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