まいぷれ的 柏レイソル部
ついに日立台に太陽戦士が戻ってきました。今季初の公式戦!プレシーズンマッチである“ちばぎんカップ”をお伝えします。
春の訪れを告げる“ちばぎんカップ”開催!
毎年恒例の千葉ダービー
来場者には、ひまわりの種が配られました。
大輪の花を咲かせるのは果たして!?
2009年2月22日。
柏レイソルvsジェフユナイテッド市原・千葉の千葉ダービーは、Jリーグのプレシーズンマッチとして、今年で15回目を迎えました。 そして同時に、高橋新監督で挑む初めての公式戦。
我らが聖域で公式戦が行われるのは、昨年11月29日の
対大分トリニータ戦以来。待ちに待った試合です。
宮崎の野球場に3万人の観衆が押し寄せ、遠くアメリカのアカデミー賞発表に日本中が沸き返る2月下旬。
ここ日立台には10万人の……いえ、5万人の……実は10,225人のサッカーファンが集結。
チケットは完売していますので、「本当はスタジアムで観戦したかったのに…」という人も含めれば、また、熱い気持ち的には、5万人の観衆が見守っているようなものです!
試合開始前のお楽しみ
今季も見逃せないフードコート
今季もフードコートは健在です。ただし、席種によって利用エリアが限定される場合がありますので、事前に柏レイソルのHPで確認を!
ホーム側テニスコートには5つの屋台が並びました。ご覧の通りの大人気!
気になったメニューはこちら。巨大たこ焼きのようなこれは、その名も“ばくだん焼”
ピッチ内でのウォーミングアップ
今季より“柏熱(はくねつ)地帯”と命名されたゴール裏には、この日もゲーフラがズラリ
試合開始40分前には、ベンチ入りする選手がピッチに出てウォーミングアップをします。
メンバー発表のアナウンスが場内に響き、それに合わせてサポーターが選手の応援歌を歌い、一気に盛り上がるのです!
李忠成選手(FW・背番号20) 今季はどんな攻撃を見せてくれるのか楽しみ
フランサ選手(FW・背番号10) コンディション抜群の魔術師は相手にとっては脅威
栗澤僚一選手(MF・背番号28) 常に黙々とプレーする姿は職人のイメージ
高橋真一郎監督(左)と大谷秀和選手(MF・背番号7) なぜか同じポーズで見守っています
試合開始20分前に訪れる緊張感
一瞬の静けさがピッチを包む
ウォーミングアップを終えた選手がピッチから引き揚げるのが、試合開始20分前。
そのとき、スタッフによってライン上にボールが置かれ、時計は0分を指し、スコアボードにはチーム名のみが表示されます。
この緊迫した、深呼吸したくなる時間帯が、私は好きです。「いよいよ始まるよ」。そんなささやきが聞こえてくるようです。
柏熱地帯(ゴール裏)のパフォーマンス
静けさを打ち破る柏熱地帯からの声。今季のリーグ戦でも、この時間帯にパフォーマンスが繰り広げられることでしょう。
そしてスタジアムが一体となっての大合唱。「柏バカ一代」をともに歌うもよし、聞くもよし。
柏熱地帯がリーダーシップをとって、スタジアムがひとつに
この日はジェフ千葉マスコットのジェフィくんとユニティくんも来柏
選手入場、そしてキックオフ!
高橋監督と井原正巳ヘッドコーチに報道陣もズラリ。その采配が注目されます。
過去14戦は、10勝4敗でレイソルが勝ち越しています。とは言え、昨年はPKの末、惜しくも敗れています。開幕へ向けて、ここはキッチリと勝ちをおさめたいところです。
その試合はと言いますと…。非常に杉山選手が効いた試合でした。先制点につながる菅沼実選手(MF・背番号15)への素晴らしいスルーパス、ボールを奪われた後にサクッと取り返す素早さ。昨年ケガに泣かされた杉山選手が、今季ついに本領発揮の予感です。
高橋監督がおっしゃっていたピッチ内でのコミュニケーションも、順調に進んでいる様子。ポゼッションに関しても、緩急つけてコントロールしようとする意識が見受けられました。
キャプテンマークをつけるのは杉山浩太選手(MF・背番号34)。いつもより背中が大きく見える!
さらに! フランサ選手がボールを持てば、どこにパスをするのか、それともドリブル突破なのか、「どうする、フランサ!」と、ドキドキしてしまいます。
サイドから追い越す動きも随所に見られ、DFの石川直樹選手(背番号4)や村上佑介選手(背番号25)がクロスをあげてチャンスを広げます。フランサ選手と村上選手のスピード感あふれるコンビネーションはスカッとしますね。
プロ2年目の大津祐樹選手(FW・背番号27)は、昨年よりも断然フィジカルが強くなったようです。からだを相手に預けるようにボールキープして倒されていた昨季とは異なり、非常に当たりが強くなりました。
ハーフタイムにシジマールGKコーチが、何やらニコニコしながら柏熱地帯に近づいてきます
「ゼッタイ負ケナーイ!」 これにはサポーターから大歓声。リクエストに応えてもう一度!
勝利の後の儀式ここにあり!
今季初・勝利ダンス
3つのゴールを奪ったレイソルが3対1で勝利をおさめました。ちばぎんカップ優勝です! サポーターからは「まずは1冠!」の声が。そうです、ここから来年元旦の天皇杯決勝へと、つながるのです。
試合終了後は選手がピッチを1周してスタンドに挨拶。そしてゴール裏では、柏名物(?)の勝利ダンスです。
ゴール裏に向かう選手がニコニコする訳は……
ゲームキャプテンの杉山選手がサポーターからメガホンを受け取り…
「じゃぁ、やりますか」とは杉山選手らしい。勝利ダンスの音頭をとります。
「レッツゴー柏」に乗せて勝利ダンス。毎試合、これが見たい!
浩太、浩太、杉山浩太!
そして表彰式 ― 優勝カップ、MVP授与
優勝カップが、ゲームキャプテンの杉山選手に手渡されます。
続いてMVPが発表され、これまた杉山選手。「え、おれ?」と言った表情が印象的。
もちろんヒーローインタビューも杉山選手。「高橋監督になって初めての試合なので勝ちたかった。今日も応援ありがとうございました。今シーズンもひとつになって戦いましょう。熱く楽しい応援お願いします!」
「優勝カップ、重い…」「MVP、オレ?」「ありがとうございます」
「賞金で飲みに行く?」「オッケ~」「熱く楽しい応援お願いします」
終幕後の余韻に乗せて
優勝カップとの2ショットが妙に絵になる蔵川洋平選手(DF・背番号23)
試合後の記者会見で、高橋監督は話します。
「久しぶりの公式戦なので、選手が今年何をやるのか、コンディションはどうなのか、それをサポーターに見せようと試合に臨んだ。そしてその前にまず、サポーターを楽しませようと。得点もチャンスも奪った反面、しっかりつなぐべきところで相手に奪われることもあった。開幕までに修正点はしっかりと修正したい。課題が見えたが、選手の攻撃面でのよい点も見えた」。
新加入の選手が見られなかったのは少し残念でしたが、監督の言葉通り、十分に楽しめる試合だったのではないでしょうか。
3月7日(土)対川崎フロンターレとの開幕戦でどんな試合を見せてくれるのか、楽しみですね。
次回は開幕直前に恒例となりました、キックオフパーティーの模様をお届けします。
柏レイソル部では、みなさんからの温かい励まし、監督・選手・スタッフへの質問・メッセージを受け付けています。みなさんに変わって直撃してきますよ!
こちらからどうぞ。
では、次回の更新をお楽しみに。