流山市まちゼミ特集
のざき鍼灸治療院さんのまちゼミを取材しました。
【自分でできる膝痛改善講座】
2月26日(木)14:00~15:00
参加者 女性2名
講師 野崎 真治さん
最初に講師の野崎先生よる“健康寿命を延ばすには”と題した各種厚生労働省の統計データによる、症例を説明頂きました。
“健康寿命に”関して
2005年 2015年
平均寿命 男 78.1歳 79.1歳
女 85.2歳 86.5歳
健康寿命 男 72.3歳(-6)
女 77.7歳(-8)
(2004WHO保険レポートから)
※健康寿命:病気やけがで日常生活に支障をきたす期間を寿命から差し引いた値。
平均寿命から健康寿命を差し引いた年数が要介護状態で
男性:9年、女性:13年……要介護状態
○要介護状態になった原因の5位に関節、腰痛疾患(要介度1、2、3、4)
○要支援、介護度1となった要因の第2位に関節・腰痛疾患が挙げられる。
○運動器に痛みを有する患者数
関節症:1,560万人、腰痛症:2,400万人
(厚生労働省国民成果kつ基礎調査からの推計:平成16年)
○X線所見上の変形性膝関節症:2,400万人(その内痛みがあるもの820万人)
○X線所見上の変形性腰椎症:3,000万人(その内痛みがあるもの1,020万人)
従来、慢性疾患(腰痛等)には、画像(MRI等)による要因分析が行われていたが、画像には痛みが映らない。
原因不明ながら、今度は心理的社会的要因(ストレス)よるとした対処療法等も行われてきた。
しかしようやく最近になり痛みの原因は筋肉、腱が原因であるケースが数多く存在するという事が医学界でも認められるようになってきつつある。
初期のうちに筋肉や腱の痛みを適切に対処することが大事である。
今回のテーマ“自分でできる膝痛改善”で適切な対処とは?
1.膝のおさらの周囲の筋肉をほぐすこと。
2.トレーニング
・膝周囲の筋肉や腱が痛むことにより、活動範囲が制限され、筋力が衰え、関節変形に進みます。
・先ずは筋肉、腱の痛みをとらなければ、トレーニングも効果が無い、もしくは悪化させてしまうケースがある。
トレーニングその1.複式呼吸/1日5回くらいから始め、慣れれば10~20回が基本。
先生の指導のもと、吸うときの倍くらい時間をかけるつもりで吐くのがポイントです。
トレーニングその2.骨盤の前掲と後傾
左:骨盤が前傾し腰が反った姿勢、右:骨盤が後傾し丸まった姿勢
トレーニングその3.背中のストレッチ(キャットストレッチ)・・背中の筋肉と大胸筋・腹筋を延ばす。
トレーニングその4.トウレイズ・・脛の前側の筋肉である前脛骨筋を鍛え、転倒予防に効果。
トレーニングその5.チェアスクワット・・足腰を鍛え、脚を引き締め、変形性膝関節症や転倒予防にも効果。
実際にやってみると結構きついですね。
膝の痛み・解消ストレッチ・・膝の前側、特にお皿の周囲が痛い時に効果的
先生の指導を受けながら、ここかな?
誰でも頻繁に行う日常生活動作=歩く、立ち上がる、座る
その時に負荷のかかる箇所は・・・・・歩く、立ち上がる:膝
座る:腰
運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を「ロコモティブシンドローム(略称ロコモ、和名:運動器症候群)」と言います。
進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。
いつまでも自分の足で歩き続けて行くために、ロコモを予防し、健康寿命を延ばしていく事が重要です。
まちゼミのコンセプト
「専門店主が講師となってプロならではのコツを無料で教える少人数のゼミナール」
に納得の「まちゼミ」でした。
皆様のご参加をお待ちしています!
のざき鍼灸治療院 ←クリックでホームページへ【住所】流山市鰭ケ崎1590-21 【電話】04-7158-8160
【定休日】木曜・祝日
旧来の鍼灸・マッサージと一線を画す、トリガーポイント鍼療法専門院(詳しくは上記ホームページリンクから)スタッフブログ