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九十九屋さんたの妖怪古今録

夢枕

良い夢は話さないほうがよい?

これまで語ってきた夢は、未来が影を落とすものでした。夢についての不思議な話にはもう一つ大きなパターンがあります。夢枕に立つと言われるものです。

 寝ているとお爺ちゃんが夢に出てきてね、車のタイヤをじっと指さすの。何か心配になって見て貰ったら、ブレーキワイヤーが傷んできてたんだって。お爺ちゃんありがとうだよ。

 こういう時、夢枕に立つ多くは死者ですね。近親者の多くは警告を与えてくれます。虫の知らせ、原因が分からず、何かがあるかもしれないという結果のみが与えられるものです。この時は若いうちは祖父や祖母、年齢を重ねた後は父母、あるいはご先祖が立つことがあります。
 実のところこうしたものは、無意識で情報を処理しているからという話があります。例えば、上記の夢の場合、常に車に乗っていてどうもうまく止まらない気がする。彼女の中ではタイヤがすり減ってきておかしいんじゃないかと思っている。そこで祖父の形をとった無意識がタイヤを指さしたと。
 
 その考えていくと、今までの話も何となく説明がついてしまうのです。昼間見ていたものが妙に変更されるのは多々あることですから。だから、何か不思議な夢を見たときは、人に話さずに原因を考えてみましょう。そして、何ら思いつくものが無かったとき、その夢は本当に何かを教えてくれる夢なのかもしれません。
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