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春を呼ぶ吊るし雛

笹屋商店さんに雛飾りを観に行って来ました!!

27年2月13日(金)
きれいな吊るし雛が飾られたと聞き、早速流山本町通りにある布団屋さん「笹屋商店」を訪ねました。
突然の訪問にもかかわらず、店主の田上さんがにこやかに迎えてくださいました。
店内には色とりどりの美しい吊るし雛が・・・・。
今では布を探すのが大変と田上さん。この吊るし雛は全て正絹でできているそうです。
店主の従妹さんの持ち物で、この季節お借りして飾っている貴重なものです。

5代目店主 田上郁夫さん。<br>江戸時代(1860年)創業の笹屋の職人の技を大切に受け継いできました。
5代目店主 田上郁夫さん。
江戸時代(1860年)創業の笹屋の職人の技を大切に受け継いできました。
☆雛のつるし飾りとは、桃の節句の雛壇の両側にはぎれで作ったぬいぐるみをつるす風習で全国でも珍しく、伊豆の稲取地方、九州柳川地区、山形酒田地区などが有名で江戸時代から伝えられてきたとされています。日本の伝統手芸で、お裁縫好きな女性の手で親から子へ、子から孫へと受け継がれてきた「お細工物」をつるし飾りにしたものです。
柄が浮き出て見えるのは一針一針輪郭を縫ってあるからです。根気のいる技ですね。
柄が浮き出て見えるのは一針一針輪郭を縫ってあるからです。根気のいる技ですね。
店内には他にお雛様のタペストリーや,
お節句の飾りに使われる小さな童人形がたくさん展示されていて見る人を和ませてくれます。
最高級の布団生地を丁寧に仕立ててあるブックカバー、ふくさ、名刺入れ等は店主の手作りだそうです。一つ一つ細かいところまで使う人の使い勝手を考えた工夫がされていました。
オンラインショップで一番人気!お人形さん用のお布団。小さくても本物!
オンラインショップで一番人気!お人形さん用のお布団。小さくても本物!
吊るし雛の一つ一つの飾りには、それぞれの謂れや言い伝えがあるそうです。<br>
吊るし雛の一つ一つの飾りには、それぞれの謂れや言い伝えがあるそうです。
■「桃飾り」とも呼ばれる百を超える飾りにはちゃんと意味があるんです。いくつかご紹介しましょう。

☆桃・・・・ 桃の実には霊力があるとされ、邪気・悪霊を退治し、延命長寿を祈る。女の子の厄払い。
☆さる(お猿っこ)・・・・厄が去る(サル)猿っこの伝承は全国各地にあるようです。
☆かえる・・・・無事帰る(カエル)
☆三角・・・・香袋又は薬袋(お香は貴重品で薬でもありました)。富士山とも言われています。
☆這い子人形・・・・這えば立て、立てば歩めの親心。子の健やかな成長を願う。
☆巾着・・・・お金に不自由しないように。
☆草履・・・・早く「あんよ」ができるように。
☆俵ねずみ・・・・大黒様のお使いであるネズミは、金運や霊力があると言われます。子供をたくさん産んで働き者になるように。俵は五穀に不自由しないように。
☆鳩・・・・神の使いと言われる。ハトはむせないとも言われ、お乳をよく飲めるように。

まだまだたくさんあります。飾りを見ながら考えてみるのも楽しいですね♪

笹屋商店の詳しい情報はこちら